「歩くしかなかったんです。2剤しかなかったから。」

皆様こんにちは。ケアサポートチームの野津です。

先日、益田で開催されたウォークラリーに参加してきました。今回は益田日赤、益田地区の先生方・スタッフさん方が中心となり開催されました。

 公園

 
前回万葉公園での開催は約7年前だったとのこと。

久しぶりの益田開催は、天候に恵まれました。

今回も県西部を中心としたさまざまな施設から、糖尿病患者さんと療養指導に関わるスタッフが参加しました。

 

益田日赤の看護師さん達を中心に、益田、浜田、津和野、江津圏域のスタッフの方々の勢いといいますか、パワーといいますか、とても暖かくて力強いなと感じました。

 参加証

 
今回、一緒に歩かせていただいた津和野の皆さんのおかげで、3位入賞できました。混ぜていただきありがとうございました。

 

「今は、色々な薬があるから」

「インターネットで情報検索もできるしね」

短い沈黙のあとで、何十年も前から糖尿病患者さんと関わってこられて先生が、ふと言われました。

 

「歩くしかなかったんです。2剤しかなかったから。」

「患者さん同士が、知恵を貸し借りする場だったんです。情報がなかったから。」

 

SU薬と、ビグアナイド薬しかなかった頃の治療。
困った時の対処法は身近な、同じ病気をもつ患者さんに聞くしかなかった。
先輩の先生が、立ち上げ当時の患者会や、以前のウォークラリーについて教えて下さいました。

 

「昔の患者会、ウォークラリーには、この5倍もの患者さんが来ておられたんですよ」

 道すがら

 
治療の大原則は、食事と運動。

薬が増えるほど、情報が増えるほど、その大原則が伝わりにくくなってしまう気がしました。

インスリン分泌促進系の薬剤でも、抵抗性改善系の薬剤でも、その他の機序の薬剤でも、食事療法と運動療法が基礎にないと、なかなか効果がでませんし、場合によっては体重増加につながります。そのことはよくよくわかりながらも、選択肢が増えている現状では、医療従事者、患者ともに、悩んでしまう場面がより増えてきているのかもしれません。

 

益田からの帰り道、出雲までの長い道のりが気にならないくらい、先生の言葉が耳に残り、繰り返されました。