病気について 当科で主に行う検査 パス入院について

病気について

当科では内分泌代謝領域と血液腫瘍領域に分かれて診察を行っております。
それぞれの専門医が揃っています。

下記に代表的な病気を書きました。症状の出にくい病気もありますので早めの受診をお勧めします。

病名をクリックすると病気の説明を見る事ができます。

特徴

糖尿病 病状に合わせた治療とともに、合併症の診断・治療も行っています。
1型糖尿病の方にはインスリンポンプ治療も行っています。
その他、生活習慣病 高血圧、脂質異常症、肥満症などメタボリック症候群の治療を行っています。
骨粗しょう症 診断、治療ともに積極的に行っています。
ホルモンの病気  
甲状腺の病気 超音波検査、細胞の検査も当科で行っています。
疾患によっては、耳鼻科、放射線科と協力して治療しています。
副甲状腺の病気 副甲状腺は甲状腺の外側後面に4個ある米粒大の小さなホルモン臓器です。
その他の内分泌の病気 ホルモンに関系する様々な病気を診療しています。
腎疾患 特に糖尿病に関連した腎臓病を診療しています。
血液疾患 造血幹細胞移植や化学療法の他、非腫瘍性血液疾患の治療も行っています。

 

病気の説明 

糖尿病

糖尿病は、膵臓から出てくるインスリンというホルモンが十分働かないために、血液の中の糖分が効果的に利用されない病気です。

肥満症(標準体重以上に体重)、高脂血症(血液中のコレステロール、中性脂肪が多くなる)、痛風(血液中に尿酸が増える)などを合併することが多く、まず専門医や栄養士による食事指導を受けることが大切です。 自覚的には疲れやすい、のどが渇く、尿の量や回数が増加するなどの症状を伴うことがあります。

しかし、全く自覚症状がない事がむしろ多い病気なので注意が必要です。合併症を引き起こす事があるので、早めの受診が必要です。

 

骨粗鬆症

骨の密度が減ってしまい、骨の質も悪くなり、その結果骨折の危険性が非常に高まった状態が骨粗鬆症です。

ちょっとした転倒で大腿骨頸部(足のつけね)や背骨の骨折をきたし、そのため寝たきりになってしまうことも多々あります。

最近骨量測定法や骨粗鬆症治療薬の開発が急速に進み、何の苦痛もなく短時間で的確に診断でき、骨粗鬆症と診断された場合には血液、尿検査で適切な治療薬を選択し、治すことが可能となってきています。

腰痛などの症状がある場合はもちろんのこと、全く自覚症状のない方も一度は受診されることをお勧めします。

 

甲状腺の病気

のどの前方にある甲状腺からでている甲状腺ホルモンが多すぎると、汗をかきやすくなったり、やせたり、手がふるえたり、いらいらしたりなどのいろいろな症状がでます。逆に甲状腺ホルモンが少なすぎると、寒がりになったり、便秘をしたり、疲れやすくなります。

通常、甲状腺がはれる事が多いですが、若い女性に多いバセドウ病や高齢者に多い慢性甲状腺炎などいくつかの病気が含まれますので、正確な検査が必要です。悪性の病気は少ないのですが、治療に時間がかかるのも特徴的です。

 

副甲状腺の病気

副甲状腺は甲状腺の外側後面に4個ある米粒大の小さなホルモン臓器です。血液中のカルシウム(Ca)濃度を監視しているのが副甲状腺からでる副甲状腺ホルモンです。

このホルモンが出過ぎる病気(原発性副甲状腺機能亢進症)では、のどがかわいたり、尿の回数が増えたり、骨が溶けたり、腎臓に石が出来る事もあります。

また腎臓が悪いためにこのホルモンが過剰に分泌され、骨に大きな障害が引き起こされることもあります。

このホルモンが少なくなると、手足がしびれたり、ひどい場合にはけいれんをおこすこともあります。これらの病気は早期にきちんと診断し、的確に治療を受ければ、軽快する病気です。

 

その他種々の内分泌疾患

その他の脳下垂体、副腎、性腺など内分泌臓器の異常によってはホルモン分泌機能が病的に変化する病気です。身長が低い、尿が多い、やせ、肥満、月経不順、乳汁分泌異常、顔付きや体毛の病的変化など、いろいろ特徴的な症状でホルモンの異常が出現します。

これらの病気は多彩な症状を示すことが特徴ですが、徐々に変化するので家族でも気がつかないことがあります。高血圧、糖尿病、出産後の体調の変化の際にも注意が必要です。

通常の住民検診や健康診断などでは実施されないことが多く、見落とされることが少なくありません。気になる変化があれば早目に受診してください。

 

腎臓の病気

腎臓はおなかの後ろ側に左右2つあります。主な役割は体にとって不必要なものを尿として捨てる働きをします。腎臓が弱ってくると体のむくみや高血圧を伴うことがあります。

糖尿病が長く続くと腎臓が悪くなることもあります。自覚症状が乏しいことが特徴で放置されがちです。

しかし、最初から正確に診断して適当な治療を開始しないと、血中の老排物が尿中に十分排泄されないために、人工腎臓による血液透析が必要となります。

 

貧血などの血液の病気

貧血などの血液の病気

血液の中に存在する赤血球や白血球の数が異常に減ったり、増えすぎたり、働きに異常が生じる病気です。簡単な貧血から白血病などの治療に時間がかかる病気までいろいろあります。

いずれにおいても、疲れやすい、息切れがする、歯ぐきから出血しやすい、青あざができやすい、かぜをひきやすいなどの症状で始まることが多いと考えられます。熱が出たり、リンパ腺がはれたり、あちこちが痛んだりなどいろいろな症状が現われます。

頻度の高いのは、栄養不足、胃十二指腸潰瘍、子宮筋腫などに伴う鉄欠乏性貧血ですが、女性に多い病気ですが、高齢者の男性では重篤な疾患が隠れている場合もあるのでとくに注意が必要です。

  • 血液について
    血液は、体中に酸素を運搬する赤血球、細菌やカビ、ウイルスを攻撃する白血球、出血を止める作用の血小板などの血球成分と、液体である血漿(けっしょう)成分から構成されています。

  • 白血病とは?
    いわゆる「血液のがん」です。
分類 説明
進行のすすみ方による分類
  • 急性白血病
    急速に進行するものをいいます。

  • 慢性白血病
    ゆっくりと経過するタイプのものをいいます。
増殖する細胞の種類による分類
  • 骨髄性白血病
    骨髄球系の細胞が腫瘍性に増殖するものをいいます。

  • リンパ性白血病
    リンパ球系の細胞が腫瘍性に増殖するものをいいます。

以前は不治の病といわれていましたが、現在では医学の進歩により、治癒が期待できる病気の一つとなっています。

  • 悪性リンパ腫とは?
    いわゆる「リンパ系組織のがん」です。リンパ系組織とは、細菌やカビ、ウイルスを攻撃するといった免疫を構成するものです。
    悪性リンパ腫は、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の大きく二つに分けられます。さらに、非ホジキンリンパ腫は、病気の進行の速さによって分けることができ、進行のスピードが速いタイプを高悪性度(週単位で進行)、ゆっくりなものを低悪性度(年単位で進行)、その中間のものを中悪性度(月単位で進行)と分類します。
    そのほか、顕微鏡検査による形態学的特徴、由来細胞(B細胞性、T細胞性、NK細胞性)、染色体・遺伝子検査などをもとに、リンパ腫のタイプを診断し、それによって治療法が選択されます。


  • 多発性骨髄腫とは?
    血液細胞のうちの「形質細胞」のがんです。がん化した形質細胞=骨髄腫細胞は異常な免疫グロブリンを大量につくるため、体の免疫力は低下し、正常な血液を造る機能が妨げられるため、赤血球や白血球、血小板の産生が低下します。
    骨髄腫細胞は骨を破壊する作用があるた骨の痛みや骨折などが生じやすくなります。進行すると腎臓などの臓器にも障害が生じます。
    年齢、病気の広がり型や進行度などを総合して、患者さまに最適な治療法が選択されます。


  • 骨髄異形成症候群とは?
    白血球、赤血球、血小板の3種類の血液細胞の元となる造血幹細胞に異常が生じたものです。そのため、血液細胞の産生の障害がおこり、形態や機能の異常が生じます。
    年齢や病気のタイプなどをもとに、患者さまに最適な治療法が選択されます。

 

病気について 当科で主に行う検査 パス入院について

 

当科で主に行う検査

当科では病気に合わせて、下記などの検査を行っています。

動脈硬化の検査

  • 脈派検査
    血管年齢や血管のつまり具合がわかります

  • 頚動脈エコー
    首の動脈を超音波で見ることで、
    直接動脈硬化を目で見ることができます。

  • 内臓脂肪面積
    腹部CT検査で内臓脂肪面積を測定します。

  • 血管内皮機能検査
    初期の動脈硬化を発見する最新の検査です。
診療案内
CT検査
血管内皮機能検査
血管内皮機能検査

 

糖尿病関連検査

  • 神経伝道速度、自律神経検査
    糖尿病が原因の神経障害の有無や程度がわかります。

  • 24時間持続血糖測定
    最大3日程度、5分間毎の連続した血糖値を知ることが出来ます。
24時間持続血糖測定

 

甲状腺の検査

  • 甲状腺エコー
    甲状腺の大きさや状態、腫瘤などが分かります
  • 甲状腺穿刺
    細い針を甲状腺に刺して、甲状腺の細胞を検査します。外来でできます。

 

ホルモンの検査

  • 負荷試験
    お薬を注射しホルモンの反応を見ることで、病気の診断をします。採血検査です。

 

骨そしょう症の検査

  • 骨密度検査
    レントゲン検査で骨密度を測定することができます。

 

病気について 当科で主に行う検査 パス入院について

 

パス入院について

短期間で、検査を統一した入院(パス入院といいます)も行っています。

糖尿病パス入院 月から金の4泊5日入院で、糖尿病の勉強、糖尿病の状態把握、
合併症の検査、治療方針の決定など行います。

入院費:3割負担の方で51000円程度
生活習慣病パス入院 月から金の4泊5日入院で、生活習慣病の勉強や食事の勉強、
治療方針の決定を行います。

入院費:3割負担の方で53000円から60000円程度
副腎偶発腫パス 約10日間で副腎にできた腫瘍の検査、診断を行います。
副甲状腺機能亢進症パス 約10日間で副甲状腺機能亢進症の診断に必要な検査と、
合併症の検査を行います。

 

糖尿病パス入院された方の感想

私は暴食(三杯めし)を30年間続けていました。糖尿病と診断され先生の薦めで教育入院をすることになりました。入院時、身長171cm、体重75kgの少し肥満体型、治療法は食事と運動です。10kgは減らさなくてはなりません。好物を好きなだけ何回となく摂っていた私には大変辛いことです。

まず、始めた事は体重を毎日計る、夕食を減らし食後の散歩です。一杯のごはんだけでは朝昼は我慢できても夕食となると耐えられません。そこで、食欲を満たしてくれた食物は、キュウリです。丸かじりで食塩を少しつけて毎日食べていました。散歩は2km程度、雨の日はラジオ体操(特に第二)は楽しく踊れます。一か月で5kg、現在(10ヶ月後)は64kgと安定しています。検診時、守田先生にいいですネェと言われ続けたいと思います。

教育入院はたった5日間で今までの考え方を全く変えさせて、見直すチャンスなのでお薦めです。元気で年金をもらうため、今を頑張りたいと思うのです。今後ともご指導よろしくお願い致します。

49歳 男性