10月の日記 その2 糖尿病学会中四国地方会(広島)に行ってきました

2014年12月02日


久しぶりにいちない日記を書かせていただきます、7年目の仲田です。

今年もあっという間に年の瀬になってしまいました。

さて、少し前のことになりますが、10月24-25日に広島で行なわれた日本糖尿病学会中国四国地方会第52回総会に参加してきましたので、ご報告いたします。

今回、私たちの医局からは4題の発表を行い、うち2題は研修医の先生が受け持った患者さんについて勉強し、発表してくれました。まず、その二人からの感想です。

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初めての学会発表で非常に緊張しましたが、終わってしまえばとてもいい経験が出来たと思えました。準備から当日まで先生方には大変お世話になりました。この経験が今後活かせればと思います。

初期研修医2年目 山崎 拓

 

 




今回、広島で行なわれた糖尿病学会中国四国地方会で初めて学会発表をさせていただきました。担当した患者さんからの病態の考察や治療から、発表のためのスライド作り、本番の発表など初めてのことだらけで一内の先生方には本当に迷惑をかけてしまいましたが、最後までとても優しく指導していただきました。本番の発表では緊張しましたが、なんとかやり切ることができてほっとしています。宮島観光にも連れて行っていただき、修学旅行のような気分でとても楽しかったです。ありがとうございました。

初期研修医1年目 上田 愛瑠萌

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私自身も研修医の時に、初めて学会発表を経験しましたが、学会とはどんなところなのか、どんな発表をすればいいのか、など、右も左もわからない状態で挑み、ただただ緊張したことだけを覚えています。

研修医の先生も書いてくれたように、当科では上級医が丁寧に指導をしてくれること、また学会前にはしっかりとした予演(実はこれが一番の山場?)があるので、安心して本番の発表に挑めます。今回も研修医の二人は、初めての発表とは思えないほど堂々と発表をしてくれました。今回の発表を通して学んだことを、次の発表の機会にも生かしていってほしいと思います。

 

今回は私も「低血糖による意識消失発作を来たした後腹膜原発solitary fibrous tumorの一例」という演題で症例報告をさせていただきました。口頭での学会発表は研修医以来(かれこれ5年前?)であり少し緊張しましたが、無事に終わってほっとしています。発表は終わりましたが、珍しい症例を受け持たせていただいたので、これを症例報告として論文化するように頑張ろうと思います。

 

とても天気の良かった2日間でしたので、学会の合間には、しっかり広島観光(お好み焼き、宮島散策)もしてきました。宮島では、鹿と戯れ、厳島神社を参拝し、揚げもみじを食べ、水族館でトドに魅せられ、とても充実した時間を過ごしました。また、ちょうど干潮の時間と重なったため、大鳥居まで歩いていくことができました。

また、学会1日目のイブニングセミナーでは、手納先生率いる劇団 島根県LCDEチーム「縁 えにし」が、今回、中国四国地方会では初めての試みとなる糖尿病劇場®「血糖値は誰のもの?」を行いました。役者さん、スタッフさんは何ヶ月も前から打ち合わせやリハーサルを重ねてこられたようで、とても上手で、聞いている方もとてもスムーズに楽しく参加することができました。大きな会場が埋まるほど観客(?)も入り、大盛況のうちに終わりました。その後、私たちも打ち上げに参加させていただきました(座長の徳島大学 黒田先生、講演いただいた朝比奈先生もご一緒でした)。たくさん飲んで、みんないい具合に酔っぱらっていました。

糖尿病診療は、医師-患者やその家族の関係以外にも、各職種、各施設などの“つながり”がとても大切です。島根県内の多施設の方々が集まり、こうやってつながり、また皆さんとても熱い方が多く、島根県の糖尿病診療は今後も安心だなと感じました。そして、私も微力ながら協力し、頑張っていきたいと思いました。

仲田 典子