別府に行ってきました。

2014年11月06日



はじめまして。検査部の石飛です。

今月の日記を担当させていただきます。

 

一内日記は初めて書くことになりますが、近年は公私問わず日記を書いた記憶が全くありません。最後に書いたのはいつだったかなと記憶をたどれば、10数年以上前の高校時代の日直日誌まで遡ってしまいました。すなわちこの日記は、約15年ぶりの日記となります。

つい意味もなく希少価値をアピールしてしまいましたが、さっそく書いていこうと思います。

去る10月18日から20日にかけて、大分県別府市で開催された日本乳腺甲状腺超音波医学会学術集会にて学会発表をしてきました。当院からの参加は僕と野津先生の2人で、同じ甲状腺超音波のセッションで発表を行いました。学術集会はその名の通り、乳腺と甲状腺の超音波検査や超音波診断について熱く議論を交わす場なのですが、今回は学会長が甲状腺の専門医であることから、甲状腺色の強い学会となりました。

発表は口頭形式で7分間、順番は続き合わせでまず野津先生が発表され、次いで自分でした。野津先生の発表は、説明するまでもなく完璧で、それはもう見事な立ち振る舞いでした。次は自分の順番であり、普段同じような場面ではめちゃくちゃ緊張し、念のための原稿も手放せないのですが、今回は違いました。先に高校時代の事を少しふれましたが、実は僕と野津先生は高校の同級生です(小・中も)。同級生にあれだけのプレゼンを見せつけられて、檀上で下を向いて原稿を読むわけにはいきません。俺も続く!!という気持ちで気合いを入れて臨みました。原稿をカバンにしまい込み、若干フライング気味に壇上に登壇、レーザーポインターを握りしめて発表に集中。すると何と、発表時間が7分ジャストというミラクルが起きました。もしも、発表の出来に左右されない「発表時間ピタリ賞」でもあれば、受賞間違いなしの事件でした。



さて、学会は盛況のうちに閉会となりましたが、今回は学会参加だけではなく、さらに2つのスペシャルなイベントに参加することができました。1つは、学会終了後に開かれた学会長をはじめとする先生方との食事会。もう1つは、学会翌日に国内有数の甲状腺疾患専門病院の1つである野口病院の見学をさせていただいことです。今回の学会が野口病院の先生方を中心に運営されていたことと、野津先生の特別なご配慮により、これらのイベントが実現しました。食事会ではマグロづくしの料理を堪能し、野口病院ではエコー室を見学させていただきました。短い時間でしたが、とても貴重な体験になりました。野津先生、本当にありがとうございました。

石飛文規


石飛くん日記ありがとうございます。


たくさんお褒めいただいていまして恐縮です。発表については医局内の予行で、ほど良い(?)緊張感のもと、注意点を皆でディスカッションしていますので、学会当日には落ち着いて話すことができます。また、質疑についても、つい先日も上級医より色々と指摘をいただいている状態で、完璧なものとは言えません。発表内容についても、まだまだ世界の最先端をいくには程遠い状況です。しかし、同級生と甲状腺診療に携われるのは本当にありがたいことで、生理機能を含めた検査部の皆様にもこの環境を作っていただいていることに感謝です。島根県という田舎の県でも専門施設、もしくはそれ以上の標準的診療ができるよう、今後も盛り上げていきましょう。
末筆にはなりますが、久しぶりであったにも関わらず温かく迎えて下さった学会長の村上先生はじめ野口病院の皆様、学会主催お疲れ様でした。見学にもご協力いただき、本当にありがとうございました。

野津