11月の日記 「ケアサポート勉強会」と

2012年11月19日

こんにちは。寒さが厳しくなり朝起きるのがつらい時期になってきました。

5年目の仲田です。昨年9月に長男を出産、育休を経て9月末より復帰しました。仕事と育児の両立はやはり大変ですが、理解ある家族や同僚に恵まれ、また毎日が過ぎるのが早すぎて気付いたら1ヶ月半が経っていた、というのが正直な感想です。

さて112日に第2回ケアサポート勉強会を行い、今回は私が担当させていただきました。テーマは「糖尿病と指導管理料」とし、糖尿病診療に関わる様々な指導管理料や加算のことを中心に、糖尿病診療に関わる“お金“について調べ、お話しました。(ちなみに第1回はインスリンデバイスの特徴を活かした選択の仕方についてでした。) 普段から何となく気になっていたけど日常業務に追われて調べていなかったことや、普段あまり話題にならなくて今まで気づかずにいたことなど、再確認できるチャンスになったかと思います。医師だけでなく看護師さん、栄養士さん、薬剤師さんなどにも参加していただき有難うございました。 

このケアサポート勉強会は医局員の提案で始まったもので、目的は、糖尿病ケアサポートを行うにあたって必要な知識であるにも関わらず日頃学ぶ機会が少ない事項を学び、より充実した診療・サポートができるようにすることです。最終的には糖尿病チーム全体での糖尿病診療のレベルアップを目的としています。

またこの勉強会のポイントは、1上級医の先生や経験豊富な先輩に頼るのではなく、若手が主体となって行うこと、2テーマは重くなりすぎず、簡便な内容をテーマにし、日常業務の合間を見つけて開催していく、ことです。

実際担当してみると知らないことだらけで、アドバイスをいただいていた看護師さんにも「こんなにも知らないことにビックリしたわ」といわれる始末でしたが、とてもいい機会になりました。第2回までは医師が担当しましたが、今後は薬剤師さん、看護師さん、栄養士さんなどなどにも担当していただき、より患者さんをサポートできるように、みんなで知識を共有していきたいと思っています。

話は変わりますが、ここは大学病院なので私たちの科にもポリクリ学生さん(医学部5年生)2週間毎にまわってきます。うちの科のメインイベントは何と言っても2週目火曜日の症例検討会です。各ポリクリ班2名が担当し、担当患者さんの症例提示とその症例に対するディスカッションを行います。医局員でも担当が当たると気合を入れて準備をする勉強会です。学生さんには1週間で内分泌の基礎知識、データや画像の見方などを学んでもらい、さらには文献を読んで考察してもらうことになるのですが、皆さん当日までには何とか形にして、しっかりと発表してくれます。準備はとても大変だと思いますが、発表後の、達成感に満ち安堵の表情をしている学生さんをみるとこちらもほっとします。今回の二人も寝る間を惜しんでとても頑張ってくれました。発表後には担当した医局員と恒例のお疲れ様会(写真:本人の了承を得て載せています)をしました。イカを焼いていると突然「げそには塩ですよね!」とおもむろに塩をかけたり、(どんな食べ物が好き?の質問に)「開けてすぐ食べれる物が好きです」とまじめに面白い返答をしてくれたり、完全にリラックスモードで楽しみました。研修医になってまた回ってきてくれたら嬉しいなと思います。

  仲田典子