11月のにっき 「国際学会レポート」

2012年11月02日

今年は家の引越しからはじまり、4月からは大学での外来や病棟管理など仕事が増え、あっと言う間の1年でした。仕事は忙しかったですが、今年は初めて海外の学会で発表し、家族旅行も2回して、とても充実した1年でもありました。

 

入局してから、一般病院で一般内科の研修をして大学に戻っても専門にしたいと思っていた内分泌代謝を担当できなかったり、主人の転勤で大学を離れたり、色々ありましたが、やっと大学でのスタート地点に立てた気持ちです。

基礎研究の結果がなかなか出ず、学位審査、取得が出産前後となり海外の学会に行ったことがありませんでしたので、今回この歳にして初めての海外発表となりました。ポスターの2時間、ずっと質問があり、約1年前から英会話を習っていて本当に良かったと実感しました。また、Meet the Professorは討論しながら講演が進められるという日本ではあまりない講義の仕方でとても新鮮でした。新しい学問的な知識を得られたばかりではなく、アメリカでの飛行機の乗り継ぎや、観光など、日本では黙って待っていればきちんとサービスが受けられますが、海外ではある程度主張していかなければならないと社会勉強にもなりました。

 

 

時差とこってりして量の多い食事で最終日は胃をこわしてしまい、アメリカ旅行で一番おいしかった食事は、温かい心遣いも加わって、山本先生に頂いたインスタントの梅干し茶漬けと帰りのJALの中で特別に出して頂いたお粥でした。学会をご一緒させて頂いた先生方にはご心配をおかけし申し訳ありませんでした。次の学会の時にはPPIを沢山持っていきます。

 

 

最後の半日はホテルで寝て過ごしましたが、その前に参加したセグウェイツアーは紅葉がきれいでとても楽しかったです。今度もミネアポリスで学会があったらまたツアーに参加したいです。

今回学会に参加できたのは、セカンドでご指導頂いた山本先生や、研究をさせて下さった教授、留守番して下さった医局員の皆さんのお蔭であり、1週間家を空けることを許してくれた主人と、息子を預かってくれた母、両親と離れて留守番してくれた息子に感謝します。

 

小川典子