やっと梅雨があけ、暑くなってきました。

海に行きたいです。

祖母によると、年1回は海につからないと、肌が弱くなるそうです。

去年は1回も海に入らなかったので、今年は海につからないといけません。

 

 

さて・・・

糖尿病診療の中で、日頃よく思うことがあります。

 

病態を完全に理解して、必要カロリーや栄養素の知識があり、薬剤の作用をマスターしていても、多分それだけでは足りないということです。

そういうことは、マスターしてから言え、とお叱りを受けるかもしれませんので、先に謝っておきます。すいません。

しかし、おそらく学術的な知識が完全であっても乗り越えられないと思われる難題に日頃よく出会います。

 

例えば「絶対にインスリン注射が必要な患者さんだけど、自己注射が難しい患者さん」がいます。

ダイヤルの文字や針先が見えなくて打てないのか・・・

注入ボタンを押す力が少し足りないのか・・・

手が震えて打てないのか・・・

お金が足りなくて打てないのか・・・

低血糖が怖くて打てないのか・・・

打つのを忘れてしまって打てないのか・・・

打ちたくない理由があって打てないのか・・・

色々な原因があると思います。

これらは、例え必要な製剤と単位数を十分に理解していても、簡単に乗り越えられる問題ではありません。

 

糖尿病診療に熟練した医師であれば、様々な社会の仕組み、制度、物、そして人を上手に利用して難なく問題を解決するかもしれません。

しかしその方法は6年間の医学教育には含まれていません。卒業後も十分学ぶ場所がないのが現状です。

日頃このような場面に会うごとに、経験豊富な色々な職種の方々に協力していただき、何とか解決策を探しながら日々の診療を行っている状態です。

 

 

そこで、

糖尿病診療をとりまく色々なことを、少しでも多く理解するために、73日に「第1回糖尿病ケアサポート勉強会」を開催しました!!

 

ぱちぱちぱち。

 

医学教育では習わないけど、日々の診療で必要なことを皆で学ぶ場として、若手医師が主体となり企画しました。

 

 

 

 

1回は、「インスリンデバイスの特徴を活かした選択について」、というタイトルで、清原先生に色々教えてもらいました。

製剤の種類(フレックスペン、ミリオペン、ソロスター、イノレットなど)毎の特徴について、実際に製剤に触れながら、手に取って実践しながら学びました。

どのような患者さんにどのような製剤が良いのか、この製剤では難しい患者さんが違う製剤では自己注射が可能になるかも、といったことも勉強できました。

清原先生、とてもわかりやすい説明をありがとうございました。石川さん、多大なるご協力ありがとうございました。

 

勉強会の対象は、医師のみでなく、看護師さん、薬剤師さん、検査技師さん、栄養士さんなど様々です。

記念すべき第1回には、27名が参加してくれました。

 

今後は、介護保険制度の上手な利用法、診療や検査に伴う患者さんの金銭的な負担、障害者認定と手帳の利用、診療報酬について、などなど、糖尿病診療をとりまく環境や、社会的な制度やツールを上手に利用する方法を勉強していきたいと考えています。

 

 

2回の日程は現在調整中です。9月に開催予定です。

職種を問わず、糖尿病診療に関わる方々、今後糖尿病診療に関わっていきたいと考えておられる方々の参加をお待ちしていますので、是非ご参加ください。

 

 

野津 雅和