2013年2月の日記　　学位審査報告

こんにちは 2月に入り、まだまだ寒い日が続きますね。

松江市立病院 内科の多田です。

今年度は田中賢一郎先生、岡崎恭子先生、守田美和先生の3人がすでに学位審査を

終了され、第一内科で最も学位を取得された先生が多かった年でした。

これも医局が盛り上がっている証拠ですね。

2月に入り、私もやっと学位審査を受けさせていただくことができました。

タイトルは「終末糖化産物はNAD (H)-oxidaseによる酸化ストレス亢進を介して血管石灰化を促進する」です。糖尿病とそれに伴う動脈硬化性病変の機序の一端を解明する目的で始めた基礎研究です。この結果については、Hormone and Metabolic Research に投稿・発表させていただきました。

2010年4月から松江市立病院で勤務しながら、週に1度火曜日の午後に大学に戻らせていただき、研究を続けてきました。大学病院所属時代からすると丸5年以上経過し、少し時間はかかりましたが、この基礎研究を通じて、日本糖尿病学会学術集会やポルトガルで行われたヨーロッパ糖尿病学会など、多くの学会・研究会で発表する機会をいただき、非常に良い経験をさせていただきました。指導いただいた先生方、本当にありがとうございました。

また、今年に入って内分泌専門医にも合格しました。医師9年目となる来年も、自分の専門性を生かしながら、臨床研究などを通して、大学の先輩・後輩の先生方と勉強を続けていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします!

松江市立病院 多田