海外留学について

 

20154月からモントリオールのマギル大学に留学しています。モントリオールはカナダで2番目に大きな都市で、英語も通じますが公用語はフランス語、冬の寒さがとても厳しいところです。一方、街並みは北米のパリと言われるほど綺麗で、ベーグルなど美味しいものも沢山あります。

私が専門とする内分泌代謝領域には解明されていない病態が多く存在し、臨床に加え基礎研究も重要です。もともと島根大学では細胞を使って骨や筋肉の研究をしていましたが、遺伝子改変マウスを用いた最新の研究を思う存分したいと考え、ビタミンDの世界的権威であるDavid Goltzman教授のCalcium Research Laboratoryでポスドクとして研究を始めました。Fam210aという新しい遺伝子のノックアウトマウスを作成し骨や筋肉における役割を検討しています。研究は、順調に進まないことも多いですが、新たなことを発見できる喜びは大きいです。やればやるほど新たな課題も増えるので、終わりはありません。現在は帰国予定が近づき、ゴールを決めて、少しでも多くの実験をし、成果をだそうと頑張っています。

海外生活そのものについては、慣れるのに一苦労し、経済的に苦しい面もありました。しかし、研究に没頭できる、最先端の手技を学べる、英語を学べる、家族や仲間との絆が深まる、異文化を味わえる、海外目線で日本や自分自身を見ることができる、など留学して良い点も数え切れないほど沢山あります。

このように、留学生活で貴重な経験ができるのは、医局の先生方に支えていただいているおかげであり、心より感謝しております。帰国後は、ここで得た知識、技術を島根で生かしていきたいと思っています。

 


一度きりの医師人生、あなたも留学して研究に没頭してみませんか。

 

 

 

写真:McGill University Health Centre、左の茶色の建物内にCalcium Research Laboratoryがあります。

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写真右:研究室メンバー。後列左から2番目が私、5番目がGoltzman教授

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