野津 雅和

 皆さんこんにちは。10年目の野津です。

 内科学第一の国内留学について、紹介させていただきます。

 紹介に先立ち、まずはこれまで国内留学で学ばせていただき、多大なご協力をいただいた各施設の皆様方に御礼申し上げます。

 現在、当科の医局には、国内の施設での国内留学を経験してきたものが複数名います。留学先の施設としては、東京女子医科大学、神戸大学などの大学施設、隈病院、野口病院などの甲状腺専門施設、倉敷中央病院などの市中病院と、様々な病院に及びます。また、研修内容も、基礎研究や臨床研究、希少疾患を含む内分泌疾患の臨床、甲状腺細胞診や超音波などの専門的な手技、というように広い範囲にわたります。

 私自身、入局して1年間は大学で基礎的な部分を鍛えていただき、その翌年、倉敷中央病院の内分泌代謝・リウマチ内科にて1年間研修をさせていただきました。倉敷での研修を希望したのは、大学での経験数が少なかった内分泌疾患の入院患者さんが多く、標準的かつ最先端の診療方法を多く経験したいとの想いからでした。島根にいつどのような内分泌疾患の患者さんが来られても、安全な初期対応と、適切な治療方針決定ができるようにしなければならないと思ったからです。

 大学での研修では、糖尿病患者さんを受け持たせていただくことが多く、内分泌疾患の5-10倍の糖尿病患者さんを診療させていただいておりましたが、翌年の倉敷中央病院では、その逆で、糖尿病患者さんの5-10倍の内分泌疾患の患者さんを担当させていただきました。甲状腺疾患の放射線治療を中心に、間脳下垂体、副腎、性腺疾患まで、各分野の内分泌疾患患者さんを複数担当させていただいたことは、大きな財産になっています。

 診療、技術面のみではありません。国内留学で得た様々な人との縁が、実はさらに大きな財産ではないかと感じでいます。学会等で、倉敷時代の先輩や後輩、OBの先生方が全国・世界で堂々とわたりあっておられる姿に、いつも刺激を受けます。また、特に上下1年の先輩後輩同期を中心に、いつあっても和やかに食事しながら話ができるのは、本当にありがたいことだと日々感じています。

 私たちの医局は、島根県の医療を支えるという大きな目的に対して足並みをそろえる一方、そもそも一人一人の仕事スタイル・目的が多様であることも理解しています。それぞれの立場での個々の目標に近づけるよう、柔軟性をもった研修ができるよう、教授をはじめとして全面的なサポートがあります。入局先を選ぶにあたり、国内留学についても考えてみてはどうでしょうか。